甲州古道は、江戸を起点とする五街道のひとつであり、江戸日本橋から内藤新宿を経て、府中宿を通り、さらに多摩川を渡り、日野の万願寺、そして甲州へと続き、下諏訪で中山道と合流していました。一里塚は、旅人の目印として一里(約4㎞)ごとに作られたもので、徳川家康が慶長九年東海道などの街道沿いに築かせたことで、その後日本全国に普及していきました。この本宿一里塚は、江戸の日本橋よりちょうど八里目にあたります。現在はNEC府中事業場内にあり、この碑もNEC府中事業場内によって昭和43年に建てられたものです。
※NEC府中事業場内にあるので、見学は許可を取る必要があります。詳細は、同事業場にお問合わせください。(問合わせ先電話番号:042-364-1111)