よみがな | おみたらしのだいじゃ |
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紹介文 | 水を、雨にだけたよっていた時代のお話です。ある日、府中の東側、人見村のおばあさんが、たき木をとりに浅間山へ入りました。たくさんたき木を取ったので、わき水のそばでひと休みすることにしました。そこには折れた大きな松の木がありました。「よっこらしょ」おばあさんがこしをおろしたとたん、その木が動き出すではありませんか。よく見ると、それは人々から“おみたらしのぬし”と呼ばれ、祀られている大蛇だったのです。おばあさんは、むちゅうで山をかけおり、家に逃げ帰りました。あまりに驚いたおばあさんは、体が弱って寝込んでしまい、気の毒にも死んでしまいました。この大蛇がいたというわき水は、どんなに日照りが続いてもかれたことがなく、人々は、“おみたらし”を呼んで大切に守ってきました。むかしは、「“おみたらし”の方へ行くと大蛇が出るから遊びにいくんじゃない」と言われたそうですよ。 |
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